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「記憶の継承と言語」プロジェクト講演会の報告

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2018年3月7日(水)17時~19時に、筑波キャンパスにて「記憶の継承と言語」プロジェクト講演会(第14回セミナー)を開催致しました。

当日は、田村直子氏(ボン大学)に「記憶の継承と言語 ―ボン大学における実践報告・授業実践と研究の接点を探る―」と題してご講演いただき、ボン大学のヒロシマ・ナガサキ・プロジェクトにおける授業実践の紹介を軸に、記憶の言語化の段階や言語化された記憶の特徴、記憶の継承のサイクルの中における翻訳の位置付けなどについてご報告いただきました。質疑応答では、言語化の「場」をめぐる、被爆者証言と、法廷証言や自白との異同(「証言」の性質を決めるパラメータ)、ヒバクシャと語り部の関係(「証言者」の性質を決めるパラメータ)、および、それらがかかわる言語的要素(視点、終助詞、フィラー、伝聞表現など)について、出席者と活発な議論が展開されました。

『諸言語におけるTAMEの発現について』を発刊しました

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筑波大学人文社会系リサーチグループTAME研究会では、論文集『諸言語におけるTAMEの発現について』を発刊しました。

渡邊淳也・和田尚明 (編)(2018):『諸言語におけるTAMEの発現について』、科学研究費助成基金 (JSPS Kakenhi) 基盤研究 (C) 25370422「フランス語および日本語におけるモダリティの発展的研究」(研究代表者:渡邊淳也) による論文集、筑波大学TAME研究会.
ISBN : 978-4-9908803-1-6

も く じ

はしがき   渡邊 淳也

論 文(著者名あいうえお順に掲載)

フランス語の動詞 regarder に関する一考察
―共起しやすい副詞表現―    木 島 愛

アラビア語エジプト方言の能動分詞
―完了形とbi-未完了形との比較において―    榮 谷 温 子

意識と無意識の間で
―語る主体に対する理論的考察―   髭 郁 彦

フランス語の単純未来形・前未来形と
ロマンス諸語における対応形式の対照研究   渡邊 淳也・小川 紋奈

Robert Levine教授招聘に関連するイベント

Robert Levine教授招聘に関連するイベント published on

オハイオ州立大学のRobert Levine教授が、サバティカルで1月末から7月半ばごろまで筑波大学に滞在されます (受入教員: 窪田悠介)。関連して以下のような催しを開催しますので、皆様ぜひご参加ください。

1. Robert Levine教授講演会(ICRセミナー)
日時: 2/1 (木) 14:00-16:00
場所: 人社棟A101
発表者: Robert Levine (Ohio State University)
タイトル: What are we missing? Formal grammar, functional factors and the analysis of ellipsis

2. Seminar in Linguistics

3. 形式意味論研究会 (カテゴリ文法入門)

4. Workshop on Conceptual and Methodological Alternatives in Theoretical Linguistics
(March 21-22, 2018)

ICRセミナー、Seminar in Linguistics、3月のワークショップに関しては、事前予約など不要です。ご自由にご参加ください。形式意味論研究会に関しては、参加者の顔ぶれに応じて内容を調整する予定ですので、参加ご希望の方は窪田までご連絡いただけますと幸いです。

問い合わせ先: 窪田悠介 kubota.yusuke.fn |AT| u.tsukuba.ac.jp

矢澤教授,中国の西安・重慶・金華・陝西師範大学,西南大学,浙江師範大学で講演

矢澤教授,中国の西安・重慶・金華・陝西師範大学,西南大学,浙江師範大学で講演 published on
陝西師範大学図書館前
陝西師範大学図書館前

矢澤真人教授(言語総合科学ラボラトリー長)は,11月19日から25日の日程で訪中し,中国の陝西師範大学(陝西省西安市),西南大学(重慶市),浙江師範大学(浙江省金華市)の3大学で講演を行うとともに,現在,ラボラトリーで展開している作文支援プロジェクト・次世代型辞典開発プロジェクトに関わる研究打ち合わせ,および研究交流に関する意見交換を行った。

11月20日午後,陝西師範大学において,同大学の史曼博士と研究打ち合わせと中国西北地域における研究交流について意見交換を行った後,18時30分から日本語辞書に関わる講演を行った。

移動日を挟んで,22日午後には,西南大学において,同大学の彭玉全博士,譙俊凱博士らと研究打ち合わせと中国西南地域における研究交流について意見交換を行った後,19時から日本語辞書に関わる講演を行った。翌23日午前中にも,教員・大学院生向けに,文法用語の中日交流に関わる講演を行った。


西南大学院生向け講演
西南大学院生向け講演
西南大学講演
西南大学講演

浙江師範大学ポスター
浙江師範大学ポスター

24日午後には,浙江師範大学において,同大学の徐微潔博士と研究打ち合わせと浙江地域における研究交流について意見交換を行った後,19時から日本語の若者言葉と日本語の変化に関わる講演を行った。翌25日に同大学の金玉英博士ともプロジェクトに関わる打ち合わせを行ったのち,同日,帰国した。

浙江師範大学講演
浙江師範大学講演

キッズユニバーシティ課外活動「ちょこっと理科(+国語・社会・算数)クラブ」への参加

キッズユニバーシティ課外活動「ちょこっと理科(+国語・社会・算数)クラブ」への参加 published on

広報室主催・キッズユニバーシティ課外活動「ちょこっと理科(+国語・社会・算数)クラブ」に,次世代型辞書開発プロジェクトのメンバーが参加しました。

  • 日時 10月29日(日)10時~16時
  • 場所 筑波大学東京キャンパス
  • 企画 筑波大学広報室
  • ※「辞書で遊ぼう」コーナー企画 矢澤真人
  • 筑波大学Webサイトでのお知らせニュース

小学生からの科学体験を目的としたイベント「ちょこっと理科クラブ」が今回から国語や社会,算数も加わった形で開催され,次世代型辞書開発プロジェクトでは「国語辞書で遊ぼう」のコーナーを提供しました。このコーナーでは,書籍型の国語辞典を活用して,日本語に関わる難問を解く「超難問日本語クイズ」を行うとともに,カシオ計算機株式会社の協力により,実際に小学生用の電子辞典を用いた「クロスワードパズル作り」を行いました。言葉を調べるためだけの国語辞典の利用法から,書籍型国語辞典で日本語の語彙のあり方を体感する使い方の提案や,電子辞典でワイルドカードを用いて言葉を検索するなど,国語辞典との新しいつきあい方を,親子で体験してもらいました。雨にもかかわらず大勢の入場者があり,100部用意した資料が午前中でなくなってしまい,刷り増しが必要になるほどの大盛況でした。

「東アジアの文化的基本概念とその近・現代化プロジェクト」 キックオフ・フォーラムが開催されました

「東アジアの文化的基本概念とその近・現代化プロジェクト」 キックオフ・フォーラムが開催されました published on

東アジアの文化的基本概念とその近・現代化プロジェクト」キックオフ・フォーラム「日本・中国の言語文化交流をめぐって」が開催されました。

  • 日時 10月28日(土)10時~17時
  • 場所 筑波大学人文社会学系棟A520
  • 企画・運営 小松建男・谷口孝介・矢澤真人

本プロジェクトは,東アジアの文化に通底する基本的な文化概念と,その各国の捉え方の差違,さらにはその近・現代化に関する検討を目的とした,文学領域と言語学領域の共同研究プロジェクトです。本プロジェクトのキックオフ・フォーラムが28日に開催されました。

プログラムpdf

午前中に3人の発起人による発題が行われたあと,食事休憩を挟んで,文教大学教授・白井啓介氏と筑波大学名誉教授・坪井美樹氏による基調講演が行われました。その後,予定の時間いっぱいまで,全体での討議が繰り広げられました。

10th Young Researchers Study Forum -The Diversity of Japanese Studies-

10th Young Researchers Study Forum -The Diversity of Japanese Studies- published on

第10回 東アジア若手研究者合同研究フォーラム ―日本研究の多様性―

日時 2017年9月25日(月)〜26日(火)
場所 つくば国際会議場

企画・運営 小野正樹・齋藤一・矢澤真人

Tsukuba Global Science Week2017(以下TGSW2017)の一セッションとして、韓国高麗大学、北京外国語大学、台湾政治大学と合同フォーラムを開催しました。
TGSW2017ではScience for Social Innovations を共通テーマとしていることから、本フォーラムでも個人研究発表に加えて、共通テーマとして、現在の人文社会科学研究の立ち位置から、20年後に我々の研究はどのようなものとなっているのか、そのために今何をなすべきか。文化、思想、文学、経済、日本語教育、外交史について、今後の当該分野が社会に果たす役割と、人材育成について、近未来の課題を東アジアの文脈で議論しました。

主催 筑波大学 人文社会科学研究科
共催 韓国高麗大学校 BK21Plus 中日言語文化教育研究事業団
共催 北京外国語大学 北京日本学研究センター
共催 台湾政治大学 日本語学文学系

日本で初めてのコルシカ語の文法書を出版しました

日本で初めてのコルシカ語の文法書を出版しました published on

このほど、渡邊准教授が日本で初めてのコルシカ語の文法書を公刊しました。

渡邊淳也著『コルシカ語基本文法』早美出版社
2017年9月24日発行
A5版 120ページ
2000円+消費税
ISBN:978-4-86042-088-8

コルシカ語基本文法

●概要
コルシカ語はコルシカ島民約30万人のうち約10万人、島外にうつり住んだ話者も含むと約15万人によって話されるロマンス系の言語です。
近年、EUの政策で、地域語が全面的に価値づけられ、コルシカ語に関してもさまざまな振興策がはかられていますが、母語としての伝承が稀薄とみなされ、UNESCOから「危機に瀕する言語」の指定を受けています。
母語としての伝承のみならず、コルシカの言語や文化に関心のあるひとがコルシカ語を学ぶことも意義深いと考え、本書を刊行しました。

●もくじ
まえがき
もくじ
I. 文字と発音
II. 名詞と冠詞
III. 形容詞
IV. 指示詞
V. 所有詞
VI. 数詞
VII. 人称代名詞
VIII. 中性代名詞
IX. 関係代名詞
X. 疑問詞
XI. 感嘆詞
XII. 副詞
XIII. 否定
XIV. 比較級と最上級
XV. 前置詞
XVI. 接続詞
XVII. 時制
XVIII. 叙法
XIX. 態
XX. 非人称動詞
XXI. 島内方言差
XXII. 単語集
XXIII. 動詞活用表
XXIV. 文献案内

Amazon 『コルシカ語基本文法』

青木三郎編『フランス語学の最前線5』が出版されました

青木三郎編『フランス語学の最前線5』が出版されました published on

青木三郎教授編集によるフランス語と日本語の対照研究を特集した論集が出版されました。日本語学とフランス語学を比べて初めて浮き彫りにされる認知、意味、異文化理解などを扱っています。

執筆者:青木三郎・渡邊淳也・ダニエル=ルボー・守田貴弘・須藤佳子・プヨ=バティスト・稲葉梨恵・奥田智樹・秋廣尚恵・田代雅幸・石野好一・藤村逸子・ドルヌ=フランス

目次

  • フランス語のsujetおよび対応する日本語の研究  渡邊淳也、ダニエル・ルボー
  • 「捉え方」の意味論—ダイクシスに関する日仏対照研究  守田貴弘
  • 何を「言う」のか—〈Nヲイウ〉と〈dire N〉の日仏語比較研究  須藤佳子
  • 名詞の複数表現をめぐる日仏語対照研究  バティスト・プヨ
  • 言語の形式的特性と感情表出とのインターフェースに関する研究—フランス語と日本語の指示詞の用法を中心に  稲葉梨恵
  • フランス語と日本語における必然性の意味を伴う名詞修飾表現—-able型形容詞、à+不定詞、動詞+「べき」をめぐって  奥田智樹
  • 話し言葉における理由節の非節化の現象について—parce que, puisque、から、ので  秋廣尚恵
  • 「それどころか」とloin de làの比較研究  田代雅幸
  • 確信度の表現に関する日仏語対照研究  石野好一
  • femme médecinの語順の不思議—複合語〈Femme+N〉の構造に関する日仏語対照  藤村逸子
  • ヨクとbienと評価モダリティについて  フランス・ドルヌ、青木三郎
  • 出版社のページ

韓国日本言語文化学会・日本文教大学・中国北京外国語大学共同2016年度秋季国際学術大会

韓国日本言語文化学会・日本文教大学・中国北京外国語大学共同2016年度秋季国際学術大会 published on

2016年11月12日(土)に韓国仁荷大学校で開催された「韓国日本言語文化学会・日本文教大学・中国北京外国語大学共同 2016年度秋季国際学術大会」において、本ラボの矢澤真人教授が「場面対応日本語辞典の開発をめぐって」、橋本修准教授が「相対テンスかアスペクトか」と題する招請学術講演を行った。あわせて、牟世鍾日本言語文化学会会長より、長年の学術・交流実績を賞して、矢澤真人教授に功労牌が贈呈された。