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LCSLの概要

沿革
本研究ラボラトリーは、筑波大学人文社会国際比較研究機構(ICR)(平成25年4月1日設立)の活動のうち、言語研究をダイナミックに推進するために立ち上げた研究ラボの1つである。平成27年(2015年)9月1日に発足した。

ミッション
言語は驚くほどの創造性、複雑性、多様性に満ちている。本ラボラトリーは、言語とコミュニケーションの総合研究を通じて、ヒトをヒトたらしめる言語の本質に迫り、人間の相互理解のメカニズムを解明し、人間性(ヒューマニティ)研究に貢献する。

研究フィールド
本ラボラトリーは、認知科学と普遍性、言語文化の多様性、言語情報コミュニケーション技術、言語教育、言語とグローバル社会、言語の創造性の研究に取り組む。

  1. 認知科学と普遍性は、言語活動の基盤である。言語はヒトの遺伝子、脳機能、高次神経機能と関わりの中で、ヒトのこころのあり方をどのように規定するのかを研究する。
  2. 言語文化の多様性は、人間社会の営みの基礎である。生物多様性とともに多様性を成り立たせているユニットは何か。多様性を生かす仕組みは何か。本ラボラトリーでは、日本語を中心に東アジア、中央アジア、西アジア、アセアン、欧州、北アフリカ、南米等の多様な言語事象の観察を通じて考察していく。
  3. 言語情報コミュニケーション技術は、最新の技術を駆使し、言語文化の多様性を可視化することにより、知的基盤社会形成に貢献する。
  4. 言語教育は、日本語教育を中心として、第二言語習得、バイリンガル教育の問題に取り組み、グローバル・コミュニケーション教育に資する研究を開発する。
  5. 言語とグローバル社会は、私たちが身を置くグローバル社会の変化の中で、世界の人々の情動、記憶、歴史、アイデンティティ形成に言語がどのように関わるかを研究する。
  6. 言語と創造性は、言語の創造性を人類がどのように共有し、新たな世界を作りだしていくか言語と芸術について研究する。