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韓国日本言語文化学会・日本文教大学・中国北京外国語大学共同2016年度秋季国際学術大会

韓国日本言語文化学会・日本文教大学・中国北京外国語大学共同2016年度秋季国際学術大会 published on

2016年11月12日(土)に韓国仁荷大学校で開催された「韓国日本言語文化学会・日本文教大学・中国北京外国語大学共同 2016年度秋季国際学術大会」において、本ラボの矢澤真人教授が「場面対応日本語辞典の開発をめぐって」、橋本修准教授が「相対テンスかアスペクトか」と題する招請学術講演を行った。あわせて、牟世鍾日本言語文化学会会長より、長年の学術・交流実績を賞して、矢澤真人教授に功労牌が贈呈された。

イレーヌ・タンバ教授講演会のご報告

イレーヌ・タンバ教授講演会のご報告 published on

 2016年11月1日に、筑波キャンパスにてイレーヌ・タンバ教授講演会「ことわざの図像性」を開催致しました。

 言語学では1970年代ごろより「ことわざ」研究が注目されはじめ、フォークロアとしてのことわざ研究から出発し、構造主義言語学を経て、現在は統語・意味・語用・認知のレベルで研究が行われていることが確認されました。ことわざには、一般的真理、義務を伝える意味的特徴があり、発話として独立性が高く、成句として引用され、比喩的意味に富んでいるという特徴があります。ヨーロッパでのことわざ研究に対して、日本では五味太郎『ことわざ絵本』が示しているように、ことわざの意味を図像化し伝達する特徴があります。タンバ教授はその点に着目して、新たなことわざの意味論の可能性を示唆してくれました。

 参加者30名。講演はフランス語でしたが、質疑応答は日本語と英語とフランス語で活発に行われ、ラングの言語学からパロルの言語学への地平が開かれたように実感しました。(文責 青木三郎)

第7回中・日・韓日本言語文化研究国際フォーラム

第7回中・日・韓日本言語文化研究国際フォーラム published on

2016年9月24、25日に中国大連大学で実施された「第7回中・日・韓日本言語文化研究国際フォーラム」に、矢澤真人教授、沼田善子教授、橋本修准教授、今井勇非常勤講師が参加した。基調講演として、矢澤真人教授が「次世代の日本語(国語)辞典の開発と日本語研究の寄与」と題する講演をおこなったほか、特別講演として、沼田善子教授が「言語による記憶の継承における問題の諸相」と題する講演をおこない、分科会では橋本修准教授、今井勇非常勤講師がそれぞれ研究発表をおこなった。

また、国際フォーラムに先立つ9月23日には、大連大学および、同じく大連市の東北財経大学において、矢澤真人教授による学部生・大学院生・若手研究者対象の講演会を実施し、各大学との交流を深めた。

日中韓フォーラム9月24日 日中韓フォーラム9月24日
日中韓フォーラム9月25日 日中韓フォーラム9月25日

「記憶の継承と言語」プロジェクト講演会のご報告(2016年6月)

「記憶の継承と言語」プロジェクト講演会のご報告(2016年6月) published on

2016年6月8日、筑波キャンパスにて「記憶の継承と言語」プロジェクト(リーダー:沼田善子)講演会を開催致しました。

当日は、宋協毅教授(大連大学・副学長)をお招きし、「「語り」の日本語を中国語訳する場合の諸問題」と題して、翻訳・通訳には言語運用能力以上に各言語の思考方式やその深層にある文化背景などを理解していること(文化理解力)が重要であることを、実際の通訳現場における「どう言うつもりですか」「ワンパターンですね」のような発話、昔話・俳句などを含む様々な文章の翻訳に見られる問題点といった豊富な事例からお示しいただきました。質疑応答では、出席者との活発な議論が展開されました。

宋協毅先生ご講演 質疑応答

石田プリシラ教授、編著書刊行のお知らせ

石田プリシラ教授、編著書刊行のお知らせ published on

ビャウィストク大学(ポーランド)の出版部より以下の論文集が刊行されました。ビャウィストク大学と筑波大学人文社会国際比較研究機構(ICR)の協同プロジェクト「Intercontinental Dialogue on Phraseology」の成果物です。

Linguo-cultural Research on Phraseology (Vol. 3)
2015年12月発行、ビャウィストク大学出版部
eds. Joanna Szerszunowicz, Bogusław Nowowiejski & Priscilla Ishida, Katsumasa Yagi

矢澤教授と橋本准教授、安部准教授(千葉大学)が韓国日本言語文化学会に招請(2016年5月)

矢澤教授と橋本准教授、安部准教授(千葉大学)が韓国日本言語文化学会に招請(2016年5月) published on

矢澤真人教授と橋本修准教授、学外共同研究メンバーの安部朋世准教授が2016年5月21日に韓国外国語大学龍仁キャンパス(韓国京畿道龍仁市)で開催された韓国日本言語文化学会第29回国際学術大会に招請され、矢澤教授は「近代日本における文法教育の目的と品詞分類」、橋本准教授は「リーダビリティデータとことばの教育」、安部准教授は「文法とコーパスデータ」と題する招請発表を行った。

渡邊准教授、編著論文集刊行のお知らせ

渡邊准教授、編著論文集刊行のお知らせ published on

渡邊淳也准教授が編者ならびに著者をつとめた論文集が刊行されました。

パロールの言語学
(日本フランス語学会誌『フランス語学研究』50号別冊)
2016年6月1日発行

矢澤教授と安部准教授(千葉大学)が韓国日語教育学会に招請(2016年4月~5月)

矢澤教授と安部准教授(千葉大学)が韓国日語教育学会に招請(2016年4月~5月) published on

矢澤真人教授と学外共同研究メンバーの安部朋世准教授が2016年4月30日に仁川大学校松島キャンパス(韓国仁川市)で開催された韓国日語教育学会第29回国際学術大会に招請された。矢澤教授は「作文支援から言語総合学へ―課題解決型研究の可能性―」と題する基調講演を行い、安部准教授は、「作文支援と文型―の検討を中心に―」と題する招請発表を行った。翌5月1日には東国大学(韓国ソウル市)において、同学会主催のワークショップ「課題解決型の共同研究を目指して」を行った。

渡邊准教授、国際学会 Chronos 12 で研究発表

渡邊准教授、国際学会 Chronos 12 で研究発表 published on

渡邊淳也准教授が、2016年6月15日から17日にかけて、フランスのカーン・ノルマンディー大学(Université de Caen-Normandie)で開催された国際学会 Chronos 12 で研究発表を行ないました。Chronosはその名の通り、時制論を専門として連続開催されている随一の学会です。

矢澤教授、今井研究員が上海を訪問(2016年4月)

矢澤教授、今井研究員が上海を訪問(2016年4月) published on

矢澤真人教授と今井勇研究員が2016年3月下旬から4月上旬に上海師範大学、上海外国語大学を訪問。矢澤教授は、4月1日に上海師範大学外国語学院において「言語教育と言語研究―作文支援プロジェクトを例に―」と題する講演を行った。翌4月2日に上海外国語大学図書館で開催された2016年度上海地区中日言語文化ミニフォーラムにおいて、矢澤教授が「体用論の継承と転換」、今井研究員が「原爆被爆者証言の多言語発信における成果と課題」と題して研究発表を行った。